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生かされてる医学

無料公開講座

第0講

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私がなぜ健康医学をめざしたのか

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これから「生かされてる医学」の無料公開講座を始めます。

第1講に入る前に、第0講として、私がなぜ「健康医学」をめざすようになったのか、その出発点についてお話ししたいと思います。

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病気になってからでは遅い

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私は神戸大学医学部を卒業した後、循環器内科の大学院に進みました。

そこで脳卒中や心筋梗塞などの病気を学びながら、次第に一つの疑問を持つようになりました。

患者さんは、脳卒中や心筋梗塞を起こして病院に来られます。

一般には、その時に「病気になった」と考えます。

しかし、本当にそうでしょうか。

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脳卒中の背景には、長年にわたる高血圧や動脈硬化があります。

心筋梗塞にも、長い年月をかけて進んできた動脈硬化などがあります。

がんも、診断されたその日に突然始まったものではありません。

つまり、大きな病気として表面に現れた時には、すでに長い時間が経過しているのです。

もちろん、病気になった人を治療することは医学の大切な役割です。

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しかし私は、

病気になってから治療するだけでよいのだろうか。

病気になるもっと前に、医学ができることがあるのではないか。

と考えるようになりました。

これが、私が健康医学をめざすようになった一つの出発点でした。

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「先生は、将来があっていいですね」

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しかし、私が健康医学をめざした理由は、それだけではありません。

私は子どもの頃から、

「人生の目的とは何だろう」

「人間は何のために生きるのだろう」

「死とは何だろう」

ということを考えることがありました。

しかし、答えはわかりませんでした。

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大学院を卒業し、市中病院で内科医として働いていた時のことです。

末期がんの患者さんを診ていました。

ある時、その患者さんが私に、ぽつんと言われました。

「先生は、将来があっていいですね。」

私は、何も答えることができませんでした。

医師として病気については学んできました。

しかし、死を前にした一人の患者さんに対して、

「生きるとは何か」

「死ぬとは何か」

という、人間にとって最も根本的な問題について、私は何も答えることができなかったのです。

申し訳ないという気持ちと同時に、自分自身が情けなく思えました。

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そして私は、

生と死の問題を自分なりに明らかにできるまでは、本当の意味で患者さんの前に立つことはできない。

そう思うようになりました。

これが、私が健康医学をめざした、もう一つの大きな理由です。

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▶ 動画

「患者さんから―先生は、将来があって良いですね―と言われた。」

https://www.youtube.com/watch?v=FI-lFKOLgmc

この時の出来事について、動画でお話ししています。

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身体だけでなく、こころも健康でなければならない

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こうして私の中に、二つの問題が生まれました。

一つは、

病気になってから治療するだけではなく、病気になる前から健康を考える医学が必要ではないか。

もう一つは、

身体だけでなく、生きる意味や死の問題まで含めて、人間全体を考える医学が必要ではないか。

ということでした。

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私は、

病気になった人を治療する「治療医学」。

病気を早期に発見する「検診医学」。

そして、病気になる前から健康そのものを考える「健康医学」。

この三つが必要なのではないかと考えるようになりました。

しかし、私が考えていた健康医学は、単に食事や運動に気をつけるというものではありません。

身体が健康であるだけでもありません。

私は、

「生きていてよかった」と実感できるところまで含めて、健康を考えたい。

と思うようになりました。

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ドイツから淡路島へ

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その後、私はドイツのハイデルベルグにある European Molecular Biology Laboratory(EMBL:欧州分子生物学研究所)に留学しました。

その頃、兵庫県と五色町が、淡路島に絶食療法を行う施設をつくる計画を進めていました。

そして、私にその施設へ来てほしいという話がありました。

私は迷いました。

その道を選べば、それまで歩んできた通常の医師としての道から、大きく方向を変えることになります。

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しかし私は考えました。

単に絶食療法を行う施設ではなく、

ここで新しい健康医学をつくることができるのなら、やってみたい。

その思いで帰国し、東北大学の心療内科で学んだ後、淡路島の五色県民健康村健康道場に赴任しました。

▶ 動画

「心と体の健康医学をめざして」

https://www.youtube.com/watch?v=4TxqbCw6lYY

なぜ通常の医師としての道から離れ、健康医学をめざしたのかをお話ししています。

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44年間、多くの人から教えられたこと

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それから44年間、私は五色県民健康村健康道場で健康医学を実践してきました。

2万3千人の方を指導し、医学的管理下でのファスティングも数多く行ってきました。

その中で、私は多くのことを参加者の皆さんから教えられました。

食生活を変える。

体重を減らす。

運動をする。

生活習慣を改善する。

もちろん、どれも大切です。

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しかし、それだけでは十分ではありませんでした。

正しいことがわかっているのに、できない。

一度は生活習慣を変えても、また元に戻ってしまう。

健康になりたいと思いながら、自分で自分を苦しめてしまう。

その背景には、こころの問題があります。

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不安。

怒り。

寂しさ。

人間関係。

自分への否定。

過去の出来事。

将来への恐れ。

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身体だけを見ていても、人間の健康を理解することはできません。

こころが身体に影響し、身体がこころに影響します。

だからこそ、

こころと身体を一つのものとして考える健康医学が必要である。

私はそう考えるようになりました。

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さらに学びたい方へ

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▶「絶食療法で減量に成功しても知っておかなければならない重要なこと」

https://www.youtube.com/watch?v=-LmVg9JInGs

身体が変わるだけでは健康の問題は終わらない、ということについてお話ししています。

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それでは、「自分」とは何なのか

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こころの問題を深く見つめていくと、さらにその先に大きな問題がありました。

不安になっているのは「自分」です。

怒っているのも「自分」です。

傷ついているのも「自分」です。

自信をなくしているのも「自分」です。

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では、

その「自分」とは、いったい何なのでしょうか。

ここから私は、自分自身のこころを見つめることを重視するようになりました。

性格分析。

新型ストレス。

自分分析。

丹田呼吸法。

そして、ゼロ体験。

これらはすべて、

「自分とは何か」

という問題につながっています。

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「自分で生きている」というのは本当だろうか

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さらに、人間の身体を医学的に見つめると、もう一つ大きな疑問が出てきます。

私たちは当然のように、

「私は自分で生きている」

と思っています。

しかし、本当にそうでしょうか。

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私たちは、自分の心臓を自分の意思で動かしているわけではありません。

眠っている間も呼吸しています。

食べたものは、自分が命令しなくても消化されます。

傷ができれば、身体は自然に修復を始めます。

何十兆という細胞が、私たちの知らないところで働き続けています。

私たちは、そのほとんどを自分の意思では行っていません。

それでも、生命は休むことなく続いています。

私は医学を学び、人間の身体を知れば知るほど、

「自分で生きている」というだけでは、人間の生命は説明できない

と思うようになりました。

そして、

「自分で生きている」から「生かされている」へ。

この考えに至りました。

これが、現在の「生かされてる医学」へとつながっています。

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なぜ、今、無料公開講座なのか

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私が若い医師だった頃、

「病気になってからでは遅い」

と考えたことが、健康医学をめざす出発点の一つでした。

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今、こころの問題についても同じように考えています。

深刻な状態になってから初めて専門家を訪ねるのではなく、

その前に、自分のこころについて学ぶ。

自分の性格を知る。

なぜ自分が苦しくなるのかを知る。

自分の中に、どのような「自分」がいるのかを知る。

そして、身体と生命について知る。

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そのための知識や方法を、できるだけ多くの方に公開したいと思うようになりました。

だから、この講座は体験版ではありません。

入会するための説明会でもありません。

まず、無料で学んでください。

無料公開講座だけで解決できる問題は、この講座で解決していただきたいと思っています。

そして、さらに個別に学ぶ必要を感じられた方には、そのための場があります。

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これから一緒に考えていきます

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これからの講座では、

自分とは何か。

こころはなぜ苦しくなるのか。

本当の健康とは何か。

人間は本当に自分で生きているのか。

そして、

生きるとは何か。

というところまで、順番に考えていきます。

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すぐに私の考えを信じる必要はありません。

一つ一つ、

「本当にそうだろうか」

と、ご自身で考え、確かめながら学んでください。

私自身も、長い年月をかけて考え続けてきました。

この無料公開講座が、皆さんにとって、

自分自身を見つめ、健康とは何か、生きるとは何かを考えるきっかけ

になればと思っています。

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これが、

私が健康医学をめざした理由であり、今、無料公開講座を始める理由です。

次回から、具体的な学びに入っていきます。

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 不安の根本を見つめ、本当の自分を生きる

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