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私が根本療法をめざす理由
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病気の終わり

 動画「こころの問題の1番の問題点とは何?

 脳卒中や心筋梗塞の場合、病になったと言って病院に来られます。しかし、それは病気になったのではなく、病気が終わったのです。脳出血は何十年も続いた高血圧により血管が破裂したもので高血圧の終わりです。脳梗塞や心筋梗塞は何十年も続いた動脈硬化が詰まったもので動脈硬化の終わりです。集中治療室で生活習慣の改善の話をしても手遅れです。がんについても1個の異常細胞から始まり診断されるまでには長い年月が経過してます。

 ひきこもりになってしまった。うつ病になった。休学や休職、失業の危機になった。生きる希望もなくなった。あるいは高齢になって孤立と孤独がとてもつらい。このようなこころの問題も同じです。大きな問題が起こる前なら効果的な対応ができます。

 

衝撃的な出来事 

 動画「患者さんからー 先生は、将来があって良いですねー」と言われた。

​ は、神戸大学の医学部を卒業して循環器内科の大学院に入りました。そこで脳卒中や心筋梗塞を起こす前に生活習慣の改善がどうしても必要だと強く感じるようになりました。

 一方、私は小さい時はとても明るい子供だったようなのですが、物心がつく頃から「人生の目的は何なのか。死とは何か、生とは何か」と考えて暗い生き方になっていました。大学院を卒業後市中病院で内科医をしていたとき、末期がんの患者さんから「先生は将来があっていいですね。」とぽつんと言われました。何も言えず申し訳ないのと情けない思いが一杯になり、生と死を明らかにできるまでは患者さんの前には立てないと思いました。

 こころと体の健康医学をめざしたのはこのような理由からでした。しかし、生きる感動と喜びの健康医学はどこにあるのでしょう。日本にも世界にもそのような健康医学をやっているところはありませんでした。

ハイデルベルグから淡路島へ

 動画「心と体の健康医学をめざして

 わからないままに、ドイツのハイデルベルグにあったヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)に留学していました。その時兵庫県と地元の五色町の合同事業として全国で唯一の絶食療法専門施設を作るので来てほしいと再三要請をうけました。私は自分のこころの問題を解決するために坐禅や断食をしていましたので、そのことで要請が来たのですが、要請を受け入れることは普通の医者としての将来を棒に振ることですから迷いました。

 医学は、治療医学・検診医学・健康医学の3つがそろって初めて効果的なものになると私は確信していました。絶食療法だけをするのではなく新しい健康医学をつくるということを県が歓迎してくれたので清水の舞台から飛び降りる気持ちで決断しました。東北大学の心療内科に派遣された後、五色県民健康村健康道場長として赴任しました。

新しい心身医学

 動画「絶食療法で減量に成功しても知っておかなければならない重要なこと

 動画「10年前の父親の死による喪失体験の苦しみ

​ それから40年間、2万3千人の人に絶食療法の指導をしながら新しい健康医学の試みをしてきました。健康医学はますます必要になってきています。生活習慣の悪化とリバウンドの原因のほとんどがストレスです。こころの問題です。こころと体は心身相関していて一体となって動いていますので、健康医学のため医学は心身医学でなければなりません。生きている感動と喜びのある新しい心身医学を作り上げることができました。大きな病気やこころが行き詰まる前なら、効果的な対応ができるだけではなく、本当の自分を生きて周りの人も幸せになれる生き方ができます。そのために新しい心身医学のカウンセリングは非常に重要な役割を果たしてくれます。

自分で学べることが重要

​ ただ、カウンセリングを受ける前にもっとできることがあります。治療を必要とすることが起こらないように新しい心身医学を皆さんが学んでいただくことです。現代人として幸せに生きるための必須の能力を身につけるということで学んでいただきたいし、それが常識となる時代になってほしい願っています。そのためにこのホームページを作っていきたいと考えています。                                                                   

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